エリート極上男に堅物女で有名な私が何故か執着されています【完】  ~続編更新中~

「私はミヲ君の彼女ですが?」

「彼女?――――名前は?」

「あなたこそ誰ですか?普通は訪問者が名乗るものでしょう?」

「――――――穂谷」

「―――私は宮ノ森葵です。みなさんという方は存じ上げませんが、どういったご用件でしょうか?」

「みなに貸したCDとバンスコ、返して欲しくて来たんだけど。電気ついてるから帰ってるんだと思った」

「・・・みなさんって誰ですか?」

「知らねーの?あっははは、そうか、知らねーんだ」


若い男はひとしきり笑ったあと、どうしてもそのCDとバンスコなるものが必要だそうで、指定された部屋に入って取りに行くことにした。


ミヲ君と過ごすのはいつもリビングキッチンか寝室で、他の部屋などに入ったことが無かった。

たしか美湖や渚沙という妹がいることは聞いたことはあるけど、みなって子は聞いたことがない。

妹じゃなかったら親戚の子とか?

でも、ミヲ君と付き合って数ヶ月は経つけど一度も会った事はなかった。


もしかして、私が来るときはどこかに追いやられていたのだろうか?

それとも―――――・・・・。
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