エリート極上男に堅物女で有名な私が何故か執着されています【完】 ~続編更新中~
この男との出会いは入社式だった。
見かけた時から不覚にも一目惚れをして、研修が終わって配属された部署で一緒になれたの凄く嬉しかったし。
だけど、彼を狙う人があまりにも多くて戦意喪失→ヘタレな自分な構図がすぐ出来上がる。
研修の時点でこの人が優良物件なのは周囲もわかっていたから、社内指折りの美女たちが放っておくはずがなかったんだ。
それから数年して関係をもったらしい女子社員たちの話の内容からすればチャラ男確定で、一気に恋は醒めた・・・はずだった。
そこからお互いの接点もほぼ無くなったころ、専務のお嬢さんとお見合い話があるとか噂がたったその時、心臓がギューッと痛くなったのを覚えてる。
遠い昔に諦めたはずなのに、なんだ、私まだやつの事好きなんじゃんとか自分でもびっくりしたものだった。
結局お見合い話は断ったみたいだったけど、そのせいなのか海外赴任になったとき、もう帰ってこなかったらどうしようとか絶望したし・・・・。
帰ったら帰ったですっごく痩せてるしさぁ。
心配になった同期たちがご飯誘ったり呑みに誘ったりしていた。
私も仲の良かった同期たちに誘われて行くようになったんだ。