エリート極上男に堅物女で有名な私が何故か執着されています【完】  ~続編更新中~

思考がここまで整理できた時、この人のことを好きなんだと再確認した。

それが嬉しくて涙がこぼれる。


「―――泣かないでよ」

一瞬悲しそうに顔を歪ませた飯塚君は、身体を離そうとしたけど私が抱き着いた。

「このまま、してよ・・・。もうお預けは嫌だってば」

「―――――じゃあ俺と結婚してね、葵ちゃん」

もう自分でも認めるしかない。

どんな男と付き合っても、この人のことが頭から離れなかったんだから。

「わかった・・・わかったよ。もうあなたと結婚するから」

その言葉を聞いて満足したかのような飯塚君は、持っていた避妊具を自身へとつけていた。

それをみて、良かったと安堵の息をつく。

「じゃあ、改めて宜しくね葵ちゃん」
「―――――はい」


そんなことを改めて言ってくるから恥ずかしくなる。

彼を受け入れ、繋がっている部分に熱が集まっていく。

恥ずかしい話、自分のソコがこんなになったことは今まで一度もない。

お互いに吐息交じりに喘ぎながら最後を迎えた私たち。

晴れて婚約?という運びになりそうです。
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