エリート極上男に堅物女で有名な私が何故か執着されています【完】 ～続編更新中～

「今日は来てくれてありがとう」

顔は笑顔なのに少し覇気がないような気がする。


「ううん、私もずっとお礼が言いたかったの。ありがとうね、あの時ミヲ君が来てくれなかったら大変なことになるところだった」

「おれも、あの時はゾッとした。何もなくてよかったよ」

「あの時、どうやって助けてくれたの？あの人(野村)と認識があったの？」


私は急にミヲ君が来たこと自体びっくりしていたんだけど、詳しいことは未だに分かっていない。


あくまでその日起ったことを時系列に並べて供述しただけでミヲ君がそこに気がついて助けてくれた経緯は分からずじまいだ。