エリート極上男に堅物女で有名な私が何故か執着されています【完】 ~続編更新中~
「後は野村の行動パターンを把握したり勤務状態も調べたりして次に入りそうな日時に目星をつけたんだ。
ああいう異常者は決まった行動パターンがあるらしい。
もちろん大家にも報告済みで管理人も自白した後で準備は整っていたはずなのに突入が遅れてすまなかった」
「でも未遂だったよ」
「―――未遂でも、俺の中であれは完全にアウト」
目を閉じて眉を少しだけ歪ませるミヲ君。
わたしも恥ずかしくて悔しい気持ちはあるけど、真っ先にシーツを被せてくれた時のミヲ君の優しさの方が嬉しかった。
「もう一つ聞いて欲しいことがあるんだ」
「はい―――どうぞ」
「あの時は何も言えなくてごめん。”みな”について話したいんだけど、いいかな?」
「うん、私もその辺をハッキリ理解したいです」
私が離れようと思ってしまったミナさんという存在。
今度は逃げずに話を聞きたい。
きっと大丈夫。
だってミヲ君の眼差しは愛してくれていたあの頃のように不安な色は一切ないのだから。