エリート極上男に堅物女で有名な私が何故か執着されています【完】 ~続編更新中~
「それで、ミナの容姿なんだけど、黒髪に黒目。顔つきは母方の親族に似ているけど、純日本人」
「え―――、それはミナさんだけなの?」
「うん。母親は純日本人なんだからそういう子が一人いてもおかしくないんだろうけど、本人はどうしても引っかかっててね、ある日それとなく調べたんだよ、そうしたら俺を親のように可愛がってくれた人が全部教えてくれたんだ。つまり母親から生まれたのは間違いがないけど、身籠ったのは俺の叔父夫婦の子なんだ」
「・・・ってことは?」
「おれとミナはいとこなんだ。すなわち同じ母親から生まれてるけど兄弟の繋がりは無いってこと。ミナの母親が亡くなった後に生を受けたんだ。卵子を冷凍保存してたからね」
「どうして、そんなことを」
「母親の死後、遺書が見つかって叔父の子を産んであげられなかった後悔と謝罪の言葉が永遠と書いていたらしいんだ。
それを見つけてしまった俺の母がね、いたたまれなくなって、叔父を説得したんだよ。可能性があるのなら実現しようって。
俺たちにそのことは伏せられて、両親も打ち明けてくれることはなかった。
多分自分たちの実子として育てるのだからわざわざ言う必要もないって考えたんだろうけどね」
「そうか。そう言った事情があったんだね」
お互いその気になれば結婚だってできたということだ。
ミヲ君はミナさんとそうなることを望んでたんだろうか?