エリート極上男に堅物女で有名な私が何故か執着されています【完】 ~続編更新中~
「その人だけだったんだ、俺の将来についてあれこれ反対してきたの。俺はそのおっちゃんの元で漁師として働きたかったのに、最後まで許してくれなかったよ」
「そうかあ。それに関しては私もおっちゃんと同じく反対かな。ナイスジャッチおっちゃん」
「―――葵ならそう言ってくれると思った」
抱き合いながらクスクス笑って、離れてから笑顔でバイバイした。
次に会えるのはいつだろう?
海って言ってたからまた釣りだろうな。
今まで知らなかったミヲ君がどんどん分かっていくこの頃。
いつものように満ち足りた気分でいっぱいだった。