始まりはたぶん、ホワイト・ライ
「ん?それはないから」

「なんで」

「だって、俺にとっては、結希以外の誰かなんて有り得ないし」

屈託のない笑顔でそう言う友也。

どうして、こういう思わせぶりな台詞で私を縛り付けるのだろう…。

ズルい人。

いっそ嫌いになれたら、どんなにいいかと思う。

無理なことだけれど…。
< 15 / 24 >

この作品をシェア

pagetop