入学初日にプロポーズされました
〈side*界人〉


「彼氏じゃ、ないのか」

よかった、と胸をなで下ろす


それにしても希穂ちゃんのあんな真っ赤な顔初めてみた

本当可愛い



「おい」

「!?、何だ長良くんか」

「その呼び方キショい、やめろ」


いつの間にか1人でいた教室の入り口に長良くん──否、長良が立っていた

俺の呼び方に眉を寄せた後、近寄ってきた


「どうしたの?」

「どうしたの?じゃねえよ
人の幼なじみこんなところに連れ込みやがって」


「あー、見られてた?」


きっと心配で様子を窺っていたのだろう

思っていたより分かりやすい

「ちっ」
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