雨降る日のキセキ
ごめんね…千隼くん…。


華が怖い。


華に追い詰められて不登校になった子、転校していった子を知っている。


何をされたのかも知っている。


嫌がらせのレベルを越えた立派な犯罪行為。


いろんな手段で気に入らない子を追い込むんだ。


そんな華を敵に回せない…。


「キャハハハハ!!」

「ホントにやんの!?やばくない?」

「超楽しいじゃん」


…!!


この声…華たちだ…。


「ちーひーろーチャンっ!言ったよねぇ?千隼くんに近づくなって。仲良くするなって。約束は守らなきゃダメだよぉ?」


嫌な予感がして個室から出ようと鍵を開ける。


「あっあれ?ちょっと!開けてよ…!」


ドアを押しても開かない。


ガタガタと揺らしてもビクともしない。


「ねぇ!開けてってば!」
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