友達の彼氏だと思ってた同級生は、私を溺愛する最強総長さまでした。~ONE 史上最強の暴走族~
由奈も負けじと、キッと睨み返している。


「あんた…『ユナ』だな?」

「だったら、なにっ?あたしは、あんたたちなんて知らな――」


と由奈が言うやいなや、急に男の1人が由奈の腕をつかんだ…!


「…なにすんのよ!!ちょっと!」

「いいから、こいっ」


嫌がる由奈を無視して、暗い路地へ引きずり込もうとしている。

その光景を目の当たりにして、わたしはとっさに体が動いた。


「…由奈を離してっ!!」


由奈の腕をつかむ男の腕をつかんだ。

しかし、わたしの力じゃびくともしない。


「なんだ、お前?」

「由奈の親友よ…!」

「親友だかなんだか知らねぇが、お前には関係ねぇ!」

「…関係あるっ!!だれかわからない人たちに、わたしの大切な由奈を渡せない…!」


こわい人たちに歯向かっているということも忘れて、このときばかりは由奈を助けるのに必死だった。
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