友達の彼氏だと思ってた同級生は、私を溺愛する最強総長さまでした。~ONE 史上最強の暴走族~
由奈はドアノブを握ると、勢いのままにドアを開けた。


すると、ドアを開けてすぐにあったのは…壁。


…いや、違う。

わたしたちを見下ろす、男の人だった。


この金髪の人…。

わたしたちを連れ去ったうちの1人だ…!


「…なんだ。起こしに行こうと思ったら、もう目を覚ましてたのかっ」


そう言うと、両手でわたしたちそれぞれの片腕をつかんだ。


「はっ…離して!」

「なにする気…!?」


まさかドアを開けて、タイミング悪くちょうど鉢合わせするとは思っていなかった。

わたしたちの抵抗も虚しく、引きづられるように男に連れて行かれる。



細い廊下を抜け、やってきたのは開けた場所。


わたしたちを連れ去ったのは、男2人――。


勝手にそう思い込んでいたけど、連れてこられた場所には、ぱっと見ただけでは数え切れないような人たちがわらわらといた。
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