ホ・ン・ネ ☆
中学三年生の夏。
クラスメイトの樹、湊、 凛、そして私、柚の四人で一緒に夏祭りへ行くことになった。
凛が私の家に迎えに来てくれることになっている。そして十七時にお祭り会場の入口の近くにある自動販売機前で、樹達と待ち合わせ。
髪の毛をお団子にしたり浴衣を着たり、普段しないことだから慣れてなくて、想像以上に時間がかかった。
ちょうど準備が終わった時、凛が家に来た。
「おっ、柚可愛いじゃん! 更に可愛くしたいな!」
そう言いながら凛は、凛の浴衣と同じ白地に黄色くて大きめな花が描かれている柄の巾着から、アイライナーをささっと取り出した。
綺麗な線を私の目元にすっと引いてくれて、私の目が少し大きくなった気がした。続けてアイシャドウとチークも出し、目の上と頬に可愛いピンクの色もふわっと乗せてくれた。
メイクなんて普段しないから新鮮な気持ちになった。
家を出る前、玄関にある全身鏡で自分の姿を確認しながら、樹にどう思われるかなって考えていた。
私の浴衣は紺色に色々な大きさの白や水色の花が散らばったデザインで帯は薄い水色。浴衣の色のおかげで顔色が明るく見えた。
「柚、可愛い!」
にこにこしながら凛が言った。
彼女こそ可愛かった。ひとつひとつの顔のパーツがハッキリしていて肌も白くて綺麗。普段からオシャレだし、羨ましい要素が満載だった。
クラスメイトの樹、湊、 凛、そして私、柚の四人で一緒に夏祭りへ行くことになった。
凛が私の家に迎えに来てくれることになっている。そして十七時にお祭り会場の入口の近くにある自動販売機前で、樹達と待ち合わせ。
髪の毛をお団子にしたり浴衣を着たり、普段しないことだから慣れてなくて、想像以上に時間がかかった。
ちょうど準備が終わった時、凛が家に来た。
「おっ、柚可愛いじゃん! 更に可愛くしたいな!」
そう言いながら凛は、凛の浴衣と同じ白地に黄色くて大きめな花が描かれている柄の巾着から、アイライナーをささっと取り出した。
綺麗な線を私の目元にすっと引いてくれて、私の目が少し大きくなった気がした。続けてアイシャドウとチークも出し、目の上と頬に可愛いピンクの色もふわっと乗せてくれた。
メイクなんて普段しないから新鮮な気持ちになった。
家を出る前、玄関にある全身鏡で自分の姿を確認しながら、樹にどう思われるかなって考えていた。
私の浴衣は紺色に色々な大きさの白や水色の花が散らばったデザインで帯は薄い水色。浴衣の色のおかげで顔色が明るく見えた。
「柚、可愛い!」
にこにこしながら凛が言った。
彼女こそ可愛かった。ひとつひとつの顔のパーツがハッキリしていて肌も白くて綺麗。普段からオシャレだし、羨ましい要素が満載だった。