俺の側にずっといろ、生涯お前を守る
ずっと一緒にいたい、真山さんと……

そして食事を終えてマンションに戻った。

私は真山さんの反応が見たかった。

もし、私がお見合いすることを知ったらどう思うの?

「真山さん」

「はい、なんでしょうか」

「お父様の話なんだけど……」

真山さんはじっと私を見つめた。


「来週、お見合いすることになったの」

真山さんはテーブルの上のコップを引っ掛けてコーヒーをこぼした。

慌ててキッチンへダスターを取りに行って拭いた。

慌てている様子がありありと感じ取れた。

「お父様が、将来ずっと私を守ってくれる人と結婚した方がいいと言い出したの」

「私は真山さんが側にいてくれるからって言ったら、真山さんはボディーガードだから、ずっとってわけにいかないだろうって」

しばらく黙っていた真山さんは口を開いた。

「来週、お見合いの場所までお送りすればいいんでしょうか」

「うん」

「帰りはお迎えに行かなくても大丈夫ですか」

「どうしてそんなこと言うの」」

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