俺の側にずっといろ、生涯お前を守る
次の日の朝、真山さんは私を美容室まで送ってくれた。
「まりえ様、お久しぶりですね、お元気でしたか」
美容室で私に声をかけてくれたのは、以前私のカットをお願いしていた美容師さんだった。
「ゆかりさん、今こちらの美容室で働いているの?」
「はい、実はお父様の計らいで、三ヶ月前からこちらにお世話になっています」
ゆかりさんは結婚して、その後出産を機に育児に専念するため、仕事を休んでいた。
そうだ、ゆかりさんは真山さんと同世代だ。
「この度はおめでとうございます、お見合いなさるとお聞きしました」
「お見合いするんじゃなくて、させられるのよ」
私は俯いた。
「まりえさん?もしかして好きな男性でもいるのですか」
「えっ」
ゆかりさんにズバッと言われて、戸惑いを隠せなかった。
「お父様にそのこと伝えたのですか」
「伝えたよ、でもその男性はずっと私の側にいる立場ではないって言うの」
「どう言うことでしょうね」
「実は私をボディーガードしてくれている男性を好きになったの」
「まりえ様、お久しぶりですね、お元気でしたか」
美容室で私に声をかけてくれたのは、以前私のカットをお願いしていた美容師さんだった。
「ゆかりさん、今こちらの美容室で働いているの?」
「はい、実はお父様の計らいで、三ヶ月前からこちらにお世話になっています」
ゆかりさんは結婚して、その後出産を機に育児に専念するため、仕事を休んでいた。
そうだ、ゆかりさんは真山さんと同世代だ。
「この度はおめでとうございます、お見合いなさるとお聞きしました」
「お見合いするんじゃなくて、させられるのよ」
私は俯いた。
「まりえさん?もしかして好きな男性でもいるのですか」
「えっ」
ゆかりさんにズバッと言われて、戸惑いを隠せなかった。
「お父様にそのこと伝えたのですか」
「伝えたよ、でもその男性はずっと私の側にいる立場ではないって言うの」
「どう言うことでしょうね」
「実は私をボディーガードしてくれている男性を好きになったの」