俺の側にずっといろ、生涯お前を守る
えっ、可愛い、こんな表情もするんだと違う一面を見せられて、ますます好きになってしまった。

それからたわいもないおしゃべりに花が咲いた。

「まりえさん、気づいていますか」

「何に?」

「すれ違う人皆んなが、まりえさんに釘付けですよ」

「えっ」

たしかにすれ違う人達に見られてる気がする。

でも、それは私じゃなく真山さんを見てるんだ、あんなにかっこいい人がどうしておばさんを連れて歩いているんだろうって。

「まりえさん、どうかしましたか」

「あっ、なんでもない」

それからまた歩を進めた。

お昼に近づくにつれて混雑してきた。

私は人の流れにうまく乗れない、人混みに慣れていないのだ。
しっかり真山さんの腕にしがみついていたはずなのに、人混みに流されそうになった。

「あっ、真山さん」

私の助けを求めた声にいち早く気づいてくれた真山さんは、私の手を握り自分の方に引き寄せてくれた。

私の腰をしっかりガードして守ってくれた。

鼓動がドンドン早くなって暴れ始めた。

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