俺の側にずっといろ、生涯お前を守る
ごめん、まりえ、俺は情けないくらいに力がない男だ。
小出氏の前になすすべがなかった。
俺はさゆりに仕事が終了した旨の連絡を入れた。
「さゆり、仕事終わったぞ、どこか行きたいところあれば付き合うぞ」
「まりえさんは?一緒でしょ?」
「いや、もう会わない、会えないんだ」
「どうして?」
「まりえは小出氏が決めた相手と見合い結婚する」
「何それ、お兄ちゃんそれで引き下がったの、いいの?それで」
「いいも何も仕方がないんだ」
俺はスマホを切った。
私は元の生活に戻った。
運転手付きの車での送迎で仕事場に行っている。
「まりえ、ボディーガードさんはどうしたの」
久崎社長が真山さんの姿が見えないことに不思議に思って尋ねてきた。
「私、実家に連れ戻されたんです」
「えっ、そうなの?ボディーガードさんはお役目御免になったの」
「そうなんです、父に無理矢理引き離されたんです」
「真山さんと連絡取ってるの?」
私は首を横に振って項垂れた。
「どうして?」
小出氏の前になすすべがなかった。
俺はさゆりに仕事が終了した旨の連絡を入れた。
「さゆり、仕事終わったぞ、どこか行きたいところあれば付き合うぞ」
「まりえさんは?一緒でしょ?」
「いや、もう会わない、会えないんだ」
「どうして?」
「まりえは小出氏が決めた相手と見合い結婚する」
「何それ、お兄ちゃんそれで引き下がったの、いいの?それで」
「いいも何も仕方がないんだ」
俺はスマホを切った。
私は元の生活に戻った。
運転手付きの車での送迎で仕事場に行っている。
「まりえ、ボディーガードさんはどうしたの」
久崎社長が真山さんの姿が見えないことに不思議に思って尋ねてきた。
「私、実家に連れ戻されたんです」
「えっ、そうなの?ボディーガードさんはお役目御免になったの」
「そうなんです、父に無理矢理引き離されたんです」
「真山さんと連絡取ってるの?」
私は首を横に振って項垂れた。
「どうして?」