キミの同担拒否
るいくんは金髪2号の腕を掴んでおとめから離すと、優しくおとめの方を向いて微笑んだ後、金髪軍団が見えないように抱きしめてくれた


「...こわかったね」

「......こわ、かったぁっ」


るいくんの声と匂いで安心したのか涙が流れた。


後ろから「ちっ、マジの彼氏持ちかよ...」という声と、離れていくビーチサンダルの音が聞こえた。




「......もうあっちいったよ」

「...あり、がとう......」

「おとめ...?おとめは可愛いんだから、たとえあおいと一緒だったとしてもフラフラしちゃ危ないよ...。もし俺たちが来なかったらホントに大変なことになってたかもしれないんだよ?」

「......うん...ごめんなさい」

「分かったならよし!...もうおとめの腕をなんか知らない金髪が掴んでるし、おとめが怖がりながらも逃げようとしてるし、本気であのクソ金髪殺してやろうかって思った」

「る、るるるいくん!?」

「......はぁぁ...もうマジで焦った...もう、なんか俺今日死ぬかもしんない......こんな猛ダッシュしたの久しぶりすぎ。絶対過去最高記録でたわ」

「...んふふ、猛ダッシュしてるるいくん見たかったな」

「んふふ、じゃないよ......」





おとめの首に頭をうずくめるるいくん。
髪の毛が当たってすこしくすぐったい


少し口が悪いるいくんも愛おしくて、
おとめ達のために走ってきてくれた目の前の人が愛おしくて、ぎゅっと抱きしめた




「...るいくん」

「ん?」

「ありがとう」

「いーえ」




んふふ、大好き
< 120 / 321 >

この作品をシェア

pagetop