消えないで…僕の初恋
目をつぶり、深呼吸を一つ。
パッと瞳を開け
私は顔をちょっとだけ
横に傾ける。
「渚君、ありがとう」
「えっ?」
えっ?て、なに?
なぜ目を見開いたまま
固まっちゃった?
「渚くん?」
「あっ、ごめん。
なんか僕
意識がどっかに飛んでちゃって」
フフフ。
しっかり者の渚くんでも
ぼーっとしちゃう時があるんだ。
親近感、親近感。
私やっぱり渚君のことが……
「だいす……」
ひゃっ///
何口走ってるの、私。
渚君のギャップ萌えに
脳が侵されて
無視意識で
伝えそうになってたよ。
――渚君のことが 大好きです
って。