消えないで…僕の初恋


顔がほてる。


しゃがんだまま
熱を帯びた顔を
抱えるファイルにうずめる私。



胸の鼓動がうるさい。

心臓が肌を突き破って
飛び出しちゃいそう。



渚くんのことが
大好きすぎだって

自分の想いを
再確認しちゃった。




でも良かったよ。

自分の想いを、渚君に伝えなくて。



だって、教室だよ。


公開告白をして
あっさりフラれちゃったら

恥ずかしすぎて
学校に来れなくなっちゃう。



あと1か月で卒業でも

たった1ヶ月でも

精神的にしんどいまま
学校に来るのは嫌だもん。



そう……あと1か月。



私が教室で
渚君にドキドキできるのは
1か月しかないんだ。


< 32 / 105 >

この作品をシェア

pagetop