絶対に愛さないと決めた俺様外科医の子を授かりました
ブーケは薫子の腕の中にキャッチされ、服部と並んでいい雰囲気になっているのが見えて、美澄まで嬉しくなった。柊も服部に心を開いているようだし、三人でうまくやっていけそうな感じがする。
八重と春樹そして冴子が、すっかり孫を見るおじいちゃんおばあちゃんのように、柊と凛音に構っている。新しい家族の形がそこには在った。
「――やっぱり、挙式は格別ですね。しなくてもいいかなぁなんて思ってたけど、してよかったです」
美澄は晴れやかな笑顔を見せた。
「ああ」
透夜が頷く。
美澄は、隣に立つ背の高い透夜を見つめる。彼はまたいちだんとかっこよく凛々しい。時間があれば穴があく程眺めていたいくらい。
(撮影してもらった写真は見えるところに飾ろう。ふたりの……というか、透夜さんソロのポスターがほしい)
「美澄、なんで睨んでいるんだ。せっかく綺麗な花嫁が台無しになるぞ」
「悔しいくらい似合ってるからです。悔しいけどかっこいい。本当に透夜さんってずるい」
美澄が身悶えていると、透夜は若干引き気味に苦笑した。
「はぁ。おまえは……なんですぐに俺に対抗意識を燃やすんだ。だいたい、こういうのって花嫁の方が主役っていうか、目立つもんじゃないか?」
「そんなことないですよ。大人になった凛音が見たときに、若い頃のお母さん綺麗……よりも、絶対にお父さんって若い時もかっこいい……になると思います」
美澄は豪語する。
これについては自信があった。もちろん未来予知ができるわけではないけれど、その光景が目に浮かぶようなのだ。
「白衣もかっこいい、タキシードもかっこいい。憧れにしかならないじゃないですか。やっぱり悔しいです」
この発言に透夜はまた呆れた顔をしつつも、美澄の頬をやさしく包んだ。
「そんなことはない。おまえのウエディングドレス綺麗だ。このまま攫ってどこか狭いところに閉じ込めて、朝が来るまでめちゃくちゃに抱きたいくらいだ」
「……!」
純白の衣を着た獣の甘い誘惑に、美澄はどきりとした。
いつからこんなふうにさらっと口説くようになったのだろうか。夫の溺愛は日々激しくなっていくばかり。それは凛音が生まれてからも。というか生まれてからの方が強いかもしれない。
(色々と歯止めが効かなくなったというか……)
キッチンだってお風呂だって……どこだって愛し合う精神は見習いたいくらいに素晴らしい。
八重と春樹そして冴子が、すっかり孫を見るおじいちゃんおばあちゃんのように、柊と凛音に構っている。新しい家族の形がそこには在った。
「――やっぱり、挙式は格別ですね。しなくてもいいかなぁなんて思ってたけど、してよかったです」
美澄は晴れやかな笑顔を見せた。
「ああ」
透夜が頷く。
美澄は、隣に立つ背の高い透夜を見つめる。彼はまたいちだんとかっこよく凛々しい。時間があれば穴があく程眺めていたいくらい。
(撮影してもらった写真は見えるところに飾ろう。ふたりの……というか、透夜さんソロのポスターがほしい)
「美澄、なんで睨んでいるんだ。せっかく綺麗な花嫁が台無しになるぞ」
「悔しいくらい似合ってるからです。悔しいけどかっこいい。本当に透夜さんってずるい」
美澄が身悶えていると、透夜は若干引き気味に苦笑した。
「はぁ。おまえは……なんですぐに俺に対抗意識を燃やすんだ。だいたい、こういうのって花嫁の方が主役っていうか、目立つもんじゃないか?」
「そんなことないですよ。大人になった凛音が見たときに、若い頃のお母さん綺麗……よりも、絶対にお父さんって若い時もかっこいい……になると思います」
美澄は豪語する。
これについては自信があった。もちろん未来予知ができるわけではないけれど、その光景が目に浮かぶようなのだ。
「白衣もかっこいい、タキシードもかっこいい。憧れにしかならないじゃないですか。やっぱり悔しいです」
この発言に透夜はまた呆れた顔をしつつも、美澄の頬をやさしく包んだ。
「そんなことはない。おまえのウエディングドレス綺麗だ。このまま攫ってどこか狭いところに閉じ込めて、朝が来るまでめちゃくちゃに抱きたいくらいだ」
「……!」
純白の衣を着た獣の甘い誘惑に、美澄はどきりとした。
いつからこんなふうにさらっと口説くようになったのだろうか。夫の溺愛は日々激しくなっていくばかり。それは凛音が生まれてからも。というか生まれてからの方が強いかもしれない。
(色々と歯止めが効かなくなったというか……)
キッチンだってお風呂だって……どこだって愛し合う精神は見習いたいくらいに素晴らしい。