絶対に愛さないと決めた俺様外科医の子を授かりました
「うまく想いを告げられないくらい、妻には溺愛。とことん甘いってところが」
「それ、自分で言いますか?」
突っ込みながら美澄は顔が熱くなっていくのを感じていた。
「照れるなよ」
「もうっ」
「さて、おあずけされた分、初夜が楽しみだな」
誘惑めいた視線を感じて、美澄の鼓動はまた跳ねてしまう。いつまで経っても彼にはドキドキさせられてばかりいる。
「手加減はしてくださいね?」
「それはおまえ次第」
きっと彼は要領よくする。でも、手加減はしてくれない。そんな甘い予感にくらくらした。
「凛音がいるんだし……」
という僅かばかりの抵抗もあっけなく散らされてしまう。
「今夜くらいは姉貴が預かるってさ。きょうだいができたらもっと楽しくなるわとか言って」
「薫子さんったら」
と言いつつ、美澄は将来のことを思い浮かべた。
「きょうだいがいたらきっと、楽しいでしょうね」
「ひとりでもふたりでも三人でも……」
透夜が微笑み、美澄が恥じらう中、賑やかな写真撮影がはじまったのだった。
■節タイトル
エピローグ ~Du und Ich~
■本文
夜明けの白々した空がカーテンの隙間から見えていた。早朝の五時を示している。いつもなら病院の仮眠室で目覚めるような時間だ。
汗ばんだ肌が冷えて寒くなったのか、美澄が寄り添ってくる。毛布を引き上げてぴったりとくっついてくるのがくすぐったい。
結婚式の後、初夜を過ごした余韻のまま、俺たちはしばらくまどろんでいた。
「透夜さんのせいで、寝坊しちゃいそう」
既に二度寝をする気満々の美澄の言葉に笑って、
「凛音のことは姉貴が昼前に連れてくるって言ってたんだし、それまで、ゆっくりしてればいい」
俺はそう言って、さっそく彼女を求めはじめる。
「ちょっと、待って……あ、あんなにしたのに」
「まだ時間はある」
「時間の問題じゃなくって。私、もう……いっぱいいっぱい」
困った顔で照れている彼女のことが可愛くて、ますます欲求は高まるばかりだ。
「俺はまだ足りない」
「……っ」
久しぶりに思う存分に彼女を抱いてから、思わず口を突いて出た。
「この世に絶対なんてないんだなって思った」
まさか自分が結婚して子どもを持つことになる未来なんか想像していなかった。
「そうよね。あなたなんて絶対に好きにならないと思ってたし」
「それ、自分で言いますか?」
突っ込みながら美澄は顔が熱くなっていくのを感じていた。
「照れるなよ」
「もうっ」
「さて、おあずけされた分、初夜が楽しみだな」
誘惑めいた視線を感じて、美澄の鼓動はまた跳ねてしまう。いつまで経っても彼にはドキドキさせられてばかりいる。
「手加減はしてくださいね?」
「それはおまえ次第」
きっと彼は要領よくする。でも、手加減はしてくれない。そんな甘い予感にくらくらした。
「凛音がいるんだし……」
という僅かばかりの抵抗もあっけなく散らされてしまう。
「今夜くらいは姉貴が預かるってさ。きょうだいができたらもっと楽しくなるわとか言って」
「薫子さんったら」
と言いつつ、美澄は将来のことを思い浮かべた。
「きょうだいがいたらきっと、楽しいでしょうね」
「ひとりでもふたりでも三人でも……」
透夜が微笑み、美澄が恥じらう中、賑やかな写真撮影がはじまったのだった。
■節タイトル
エピローグ ~Du und Ich~
■本文
夜明けの白々した空がカーテンの隙間から見えていた。早朝の五時を示している。いつもなら病院の仮眠室で目覚めるような時間だ。
汗ばんだ肌が冷えて寒くなったのか、美澄が寄り添ってくる。毛布を引き上げてぴったりとくっついてくるのがくすぐったい。
結婚式の後、初夜を過ごした余韻のまま、俺たちはしばらくまどろんでいた。
「透夜さんのせいで、寝坊しちゃいそう」
既に二度寝をする気満々の美澄の言葉に笑って、
「凛音のことは姉貴が昼前に連れてくるって言ってたんだし、それまで、ゆっくりしてればいい」
俺はそう言って、さっそく彼女を求めはじめる。
「ちょっと、待って……あ、あんなにしたのに」
「まだ時間はある」
「時間の問題じゃなくって。私、もう……いっぱいいっぱい」
困った顔で照れている彼女のことが可愛くて、ますます欲求は高まるばかりだ。
「俺はまだ足りない」
「……っ」
久しぶりに思う存分に彼女を抱いてから、思わず口を突いて出た。
「この世に絶対なんてないんだなって思った」
まさか自分が結婚して子どもを持つことになる未来なんか想像していなかった。
「そうよね。あなたなんて絶対に好きにならないと思ってたし」