美しき微笑みのあの人に恋をした。




「やぁ!」

「こんにちは。」

今日のKRさんは、いつも通り、マスクと黒縁メガネをかけていた。



「今更なんだけど、いつも水曜日が休みなの?」

「はい、土日と水曜日が休みです。」

「そうなんだ。」

え?なに、何?
休みを聞いて、どこかに連れて行ってくれるの?
なぁ~んて、そんなわけないか。



「それで、小説のことなんだけど…」



KRさんからいろいろ質問された。
たくさん読んでもらって嬉しかったとも言って貰えた。
KRさんの笑顔に心が和む。



「あの…KRさんって、いつ頃から小説を書かれてるんですか?」

「前々から書きたいとは思ってたんだけど、この作品は今年に入ってから、初めて書いたものだよ。」

「そうなんですか。意外です。
昔から書かれてたのかと思ってました。」

「そう?どうして?」

「え?なんて言うのか、素人が書いたようには思えなくて。」

それは、お世辞ではなかった。
だって、難しいもん。
素人が書いたら、もっと難しくない言葉で書くんじゃないかな?



「僕は小さい頃から本が大好きだったんだ。
暇さえあれば本を読んでた。
それでなのかもしれないね。」

なるほど、小さい頃から本の虫だったから、難しい言葉や漢字を覚えたんだね。
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