美しき微笑みのあの人に恋をした。
私と来たら、子供の頃は外で遊んでばかりで、家で本を読んだりお絵描きなんてほとんどしなかった。
まぁ、そもそも、絵が下手だからっていうのもあるんだけど。
小学生になったら、人並みに漫画くらいは読むようになったけど、それでもやっぱり外で遊ぶ方が好きだったな。
こんな私が小説を読むようになったなんて、自分でも不思議。



「……どうかしたの?」

「え?い、いえ、なんでもありません。
私ももう少し本を読んでたら、漢字やら言葉をもっと知ってたかな、なぁ~んて思って。」

「今からでも遅くないよ。
本はとても楽しいものだから、たくさん読んだら良いよ。」

「あ、は、はい!」

そうだよね。
実際、私は小説が好きになりかけてるし、この調子なら、きっと本も好きになれるよね。



なんだか嬉しいなぁ。
なんて言うのか…KRさんに一歩近付けたような感じ?



「今日は一日中暇なの?」

「え?は、はい。一応…」

休みの日にずっと暇って、情けない奴だと思われたかな?
でも、本当のことだから、仕方ないよね。



「良かった、じゃあ、ゆっくり出来るね。
映画でも見に行く?
それともショッピングでもする?」

「えっ!?」
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