美しき微笑みのあの人に恋をした。
「いや、いくらなんでもスイーツだけじゃ少なすぎると思ってね。
あ、でも、もしかして迷惑…だったりする?」

「ま、まさか!迷惑なことなんてありません!
私、彼氏もいませんから!」

「そうなんだ。じゃあ、大丈夫だね。」

「は、はい!もちろんです!」



きゃ~!
まさか、これって夢じゃないよね?
本当に、KRさんとデート出来るの!?
いや、厳密にいえば、デートではないかもしれないけど、独身の男女が映画やショッピングなんて、ほぼデートだよね!



(……ん?)



KRさん…独身だよね?
うん、指輪はしてない。
でも、普段、付けない人もいるにはいるよね?
独身かどうかは訊いてないし、それどころか、彼女さんがいるかどうかもわからない。



でもでも、そんな人がいたら、私をデートに誘ったりしないよね?



それとも、単に感想のお礼と思ってるのかな?
デートだなんて、夢にも思ってないのかな?



「……どうかしたの?」

「え?い、いえ。
なんでもありません。」

「君は時々、ぼーっとするんだね。」

「ははは……」

ぼーっとしてるわけじゃないんだよ。
いろいろ考えてるんだけど、傍から見たらぼーっとしてるように見えるのかな。
心外だな。
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