美しき微笑みのあの人に恋をした。
(美味しい……)



食事前にシャンパンをいただくなんて、優雅だねぇ。



ふと、ついさっきのことに想いを馳せる。
コーヒーショップを出て、映画館に行って…
男性と二人で映画見るなんて、一体、何年ぶりだろう。
ラブロマンスとアクションもの、どっちが良いか訊かれたから、ラブロマンスを選んだ。
ニューヨークのセレブのラブコメで、なかなか面白かったな。
それから、ショッピングモールを二人で見て歩いて…
突然、何か欲しいものない?なんて聞かれて、焦ったよ。
必死で遠慮し続けてたら、やっと諦めてくれたけど。
はぁ~…なんだか、今日のことが夢みたいに思えるよ。
だって、大好きなKRさんとデート出来たんだから。



「……これ。気に入るかどうかわからないけど。」

「えっ!?」

突然、KRさんが小さな紙袋を差し出した。
袋には、アクセサリーショップって書いてあるけど…



「君が何も選んでくれないから、勝手に選ばせてもらったよ。」

「えっ!」

中をのぞくと、細長い箱が入ってる。
え?もしかして、ネックレス?



「気に入ってもらえると良いけど。」

私は箱を取りだした。
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