最強総長は闇姫の首筋に牙を立てる2。〜学園編〜
「そこだけ綺麗に消せるって可能なの?」

「普通の人間なら不可能だ。だが、位の高い吸血鬼ならそんなもの朝飯前だろう」


「そんな……」


ということは私が夢愛ちゃんを救った日も出会った記憶も忘れているということ?


「今まで話せなくてすまない。だが、この事を知れば貴様は悲しむだろう?」

「ショックなのはたしかだけど、それよりも狗遠たちがまだ主人の呪縛から逃げれていないことのほうが……」


「そう思いつめるな。つくづく貴様は優しい女だな。俺様が惚れただけのことはある」

「呪縛はまだ解けていないの?」


「そう簡単に解けないということだろうな。…その証拠にこの前、夢愛の病院にヤツが来た」


なっ……。


「幸い、俺様がいたから夢愛に怪我はなかったが少し脅しをかけられた」

「脅し?」


「これ以上、闇姫に関われば俺様と夢愛の命は無い、と」

「!?それならここに来るのも危険なんじゃないの?」


「そうかもしれないな」


身をていしてまで、なぜ私に会いに来るの?


夢愛ちゃんを1人にしたら貴方たちのほうが危ないかもしれないのに…。


「だが、俺様の主人が言っていたことはもしかしたら貴様の舎弟のことかもしれない」

「幻夢のことを話してたの?」


「名前は言わなかったが、近いうちに自分の眷属が増えるかもしれない、と。それがまさか貴様の仲間だったとは」

「幻夢……」


そんな前から幻夢は吸血鬼になりたいと思っていたの? 私…なにも聞いてない。
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