最強総長は闇姫の首筋に牙を立てる2。〜学園編〜
「それに私に関われば狗遠たちも危険な目に遭うって…」


謎の男は私と接触があった?いつ、どこで?


戦ってきた人数が多くて把握なんてしていない。
闇姫である私を嫌う者は沢山いる。


「狗遠、私と関わるのはやめたほうがいい」

「貴様、正気か?また1人ですべて倒すつもりか。幻夢を助け、その敵に復讐する」


「復讐はしない」

「俺様のように話を聞くヤツではない。話し合いをする前に喰われるぞ」


「それは……」


わかってる、つもり。幻夢を助けようとしたときに悟った。今の私じゃ勝てないって。


白銀先生との修行で自分でも強くなったと手応えを感じていた。それなのに駄目だった。

いくら努力しても敵わない相手。
本物の、吸血鬼よりも位の高い純血種。


「それと闇姫、貴様のカウントダウンのことだがな」

「手に書いてある文字のこと?」


「そうだ。それについても今教えてやる」

「案外親切なのね、狗遠」


「バッ……図に乗るな。貴様が俺様とデートしたいというから仕方なく忠告してやってるだけだ」


デートしたいと言ったのは私じゃないけど。
狗遠なりに私のことを心配してくれてるのかしら。


「文字は見えなくともそれがカウントダウンであることは間違いない」

「それってなんの?」


「……」


狗遠は押し黙った。

話すと言ってくれたのに無言なのはどうして?


「貴様が吸血鬼になるカウントダウンだ」

「吸血鬼?私はもう吸血鬼になったわ。壱流と契約をして」


「それは仮だ」

「仮?」


「闇姫、貴様はまだ完全な吸血鬼に目覚めていない」


完全な吸血鬼じゃない?

まだ目覚めていないって?


狗遠の言った事はほんとうなのだろうか。

私は素直に受け止めることが出来ず、しばらくの間放心状態だった。
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