デス・チケット
と書かれていた。


どれもこれも今年の出来事として書かれている。


実際にどこかであった事故や事件を再現しているのかもしれない。


よくそんなものが許可されたものだ。


恐怖と呆れがないまぜになって来た時、前方でコノミがミチオの腕に自分の腕を絡みつかせているのが見えた。


コノミはもともと怖がりで、みんなそれを知っている。


だからその行為に違和感がなかった。


私はコノミたちの後ろを歩いているタイセイに視線を向けた。


タイセイはときどき「うわっ」とか「まじかよ」とつぶやきながらも、それほど怖がっている様子はなかった。


「行かないのか?」


カズトモに言われて心臓がドキンッとはねた。
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