デス・チケット
というか、だいたいのお化け屋敷がそうなっているはずだ。


死んだ人とか、ゾンビとかが実際出てきて驚かせてくる。


でもそいういう演出は今の所ひとつもなかった。


「なんか不思議だよなぁ」


そうつぶやくタイセイは全く怖がっていないようで、私もどういう風に怖がっていいのかわからなくなってしまった。


ただ2人で通路を歩くだけになってしまう。


しかししらばく歩いたところでコノミとミチオが立ち止まった。


「おかしいな。さっきからちょこちょこ空の部屋がある」


ミチオが首をかしげて言った。


確かに、歩いている間に何箇所かなにもいない部屋があった。


「もしかしてお化け屋敷は作ってる途中なんじゃないか? だから演出も中途半端とか?」


後ろからカズトモが言った。
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