デス・チケット
タイセイが意見に同意してくれたことが嬉しくて、私は自然とタイセイの手に自分の手を伸ばしていた。


そしてそのまま握りしめる。


タイセイは一瞬ビックリしたようにこちらを見たけれど、ふりほどかれることはなかった。


そのまま出口へ向かって歩いていると、だんだんと体が重たくなってくるのを感じた。


こんなときに体調でも悪くなったのかもしれない。


そう思っていたとき、隣のタイセイの呼吸が荒くなっていることに気がついた。


「タイセイ、大丈夫?」


「あぁ。なんか、体が重たくて……」


そう言って流れてきた汗を拭う。


お化け屋敷の中は寒いくらいの温度に設定されている。


それでも私の背中にもジワリと汗が滲んできていた。


それは脂汗にも似たもので、体は更にずっしりと重たくなる。


「なんか変だな。急に気分が悪くなってきた」


後ろを歩いていたカズトモもつぶやく。
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