デス・チケット
異様な空間にいる上にわけもわからないまま閉じ込められてしまって、精神的に追い詰められてしまったんだろう。


私はコノミをその場に座らせて少し休憩することにした。


「出口も非常口も開かないなら、もう入り口に向かうしかないな」


カズトモが疲れた声で言う。


それしかお化け屋敷から出る方法はなさそうだ。


でもそうなると、来た道をまた戻ることになる。


この異様な空間に耐えないといけないんだ。


「それなら早く行こう。もう、1秒もここにいたくないよ」


コノミはそういい、重たそうに体を持ち上げたのだった。
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