こんなのアイ?
シャツを脱ぎベルトを外すと一瞬迷ったがショートボクサーパンツのみになる。愛実の潜った布団を捲るとあちら向けに丸くなった猫がいる。
「愛実…ボアフリースのまま寝るのか?暑くない?」
「…暑いけど…」
「いつものようにしていいぞ、今日はまだ抱かない」
すると彼女はあちら向きに寝転んだままフリースの下を脱ぎ始めた…ここで脱ぐのか?と思っているとピーチカラーの短パンが目に入りホッとすると同時にがっかりする。そして上もがさごそとその場で脱いだ愛実は短パンと同じ色のキャミソール姿になり
「ぁあ…暑かった」
と息を吐く。なるほど…風呂上がりにパジャマの上にフリースを着ていたということか…隣に横になり布団をかぶると
「こっち向いて…もういつも通りで眠れる?」
彼女の頭の下に腕を通しこちらに向くのを手助けし、こちらに向いた彼女の乱れた髪を撫でる。肌と肌が触れ試練の夜になることを覚悟しながら
「おやすみ、愛実」
とそっと腕を回すと
「ありがと…おやすみ、悠衣」
愛実は俺の胸に額をつけて目を閉じたようだ。本当に疲れていたのだろう。彼女はすぐにスーっと寝息をたて始め、俺は自分の昂るモノと戦っている。確かに俺が‘いつものようにしていい’と言ったがこんな下着のような格好は想定外だ。そっと眠る愛実を見下ろし露になっている谷間を見ながら脚を絡ませ彼女をこれ以上ないくらい引き寄せ目を閉じ一睡も出来ないまま朝を迎えた。