空の表紙 −天上のエクレシア−
…さすがに、
元は高級な乗り物だけあって
皆、お洒落だ
『その服、似合うね』なんて
今着てるやつの事、言われても
納得出来ないのが乙女心。
そんな物分かりは良くないのだ
サリュがくれた
ユカタがあったんだけど
取りに戻っていたら
お祭に間に合わなかったし…
―少し船が揺れて
何か足元に転がって来た
「わ…!!」
「もっ!!申し訳無い!
ご無礼を…あれ?!」
「ん……?」
「ユピ!!!」
「ルビナさん!!!」
二人は顔を見合わせて叫んだ