空の表紙 −天上のエクレシア−
「…そっかー…元の村に」
「はい。バラバラになっていた
我らの村の者を
探して下さった方がいて…
それで」
「良かったね!ユピくん!」
「はい!…あ、そうだ!
わたくし、
恋人のドレスを注文したのですが
何故かサイズが違っておりまして
もし宜しければ、
着て頂けませんでしょうか」
「え!!駄目だよそんなの!」
「…困った…返品も出来ないし
ホントに困った…
わかりました!職人さんには
ほんっと〜〜〜に申し訳ないですが
…………………捨てます。」
ユピはぐるぐると手を回し
ルビナはユピの小さな体を
羽交い締めして止める
「…わっ!わたくしめが
いけないんです〜〜!!
うわあああん!!
こっ!このうっかりな
わたくしめがあああ!!
ドレスよ!せめて最後に
大空へ舞いたまえ!!!
夕日に向かい、不死鳥のように!!!
だ〜ば〜だ〜ば〜
ああっ!さようなら〜〜!!」
「うわあやややや!!ダメー!!
それならもらうよ!!
あっ…ありがとう!!」
「…良かった」
ユピはニッコリと笑った
―――ユピとルビナな手を振り
ルビナは御礼を言って化粧室に
ユピは闇に染まり始めた甲板に出る
そして柱の影へ走り、しゃがんだ
「…無事届けました。」
――物影の主は、それを聞くと
ちょうど雲間が濃くなった時
それに紛れて羽音を微かに鳴らして
そこへ体を預け
紛れる様に消えて行った
「………うわああああ…!!」
鏡に向かって
後ろを振り向く
化粧室で箱を開けたルビナ
高級そうな透き紙を左右にひらくと
真っ赤なドレスが入っていた
……不自然過ぎる程に
ピッタリだとは
考える事も無く
ルビナらしく前向きに
『ラッキー!』とはしゃいでいた
「はい。バラバラになっていた
我らの村の者を
探して下さった方がいて…
それで」
「良かったね!ユピくん!」
「はい!…あ、そうだ!
わたくし、
恋人のドレスを注文したのですが
何故かサイズが違っておりまして
もし宜しければ、
着て頂けませんでしょうか」
「え!!駄目だよそんなの!」
「…困った…返品も出来ないし
ホントに困った…
わかりました!職人さんには
ほんっと〜〜〜に申し訳ないですが
…………………捨てます。」
ユピはぐるぐると手を回し
ルビナはユピの小さな体を
羽交い締めして止める
「…わっ!わたくしめが
いけないんです〜〜!!
うわあああん!!
こっ!このうっかりな
わたくしめがあああ!!
ドレスよ!せめて最後に
大空へ舞いたまえ!!!
夕日に向かい、不死鳥のように!!!
だ〜ば〜だ〜ば〜
ああっ!さようなら〜〜!!」
「うわあやややや!!ダメー!!
それならもらうよ!!
あっ…ありがとう!!」
「…良かった」
ユピはニッコリと笑った
―――ユピとルビナな手を振り
ルビナは御礼を言って化粧室に
ユピは闇に染まり始めた甲板に出る
そして柱の影へ走り、しゃがんだ
「…無事届けました。」
――物影の主は、それを聞くと
ちょうど雲間が濃くなった時
それに紛れて羽音を微かに鳴らして
そこへ体を預け
紛れる様に消えて行った
「………うわああああ…!!」
鏡に向かって
後ろを振り向く
化粧室で箱を開けたルビナ
高級そうな透き紙を左右にひらくと
真っ赤なドレスが入っていた
……不自然過ぎる程に
ピッタリだとは
考える事も無く
ルビナらしく前向きに
『ラッキー!』とはしゃいでいた