空の表紙 −天上のエクレシア−
―――――――――………
――――― 「…母さん
兄ちゃん、ねちゃったの?」
「しー…
何か書いてたみたい
おまえももう休む?
お祭でお神輿担いで疲れたでしょう」
「さっき少し寝たからいい
…………俺、変な夢見た」
「変な夢?」
「母さんがロボットでさ
ちい兄ちゃんが、悪魔なんだぜ!
そんで、
父さんと母さんの友達いるじゃん
あのおじさんが騎士で…
………何吹き出してんだよ!!
大変だったんだぞ!!」
「ご、ごめん
騎士かあ……
あれだ お父さん今、
ゲームのお仕事してて
あんた良く見てるから…
それでかもしれないよ?」
「なのかなあ…
…なあ
母さんはどうやって、父さんと
知り合ったの?」
「何よ急に!!びっくりしたああ」
「………重要な問題なんだ
答えてくれよ」
「…お母さんが辛くて動けなかった時に
助けてくれたの……
って!
照れるからもうやめ!!
…その頃かな
『騎士』のおじさんと
友達になったのは」
「ふーん…。
………じゃあ、あの後なんだな
あ!!それでさ
夢の中でも、母さん、歌うたってたぞ!」
「…おまえの隣の席の女の子は?」
「……何で知ってんだよ」
「好きな子バレたからって
むくれないのー
あ、月見ダンゴ作ったけど食べる?」
「食う!!」
「あ、お父さん帰って来た!」
「お帰りー!」