ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜4
「エリナ、俺の分もあるかな?」

 王都警備隊の制服を着た黒豹のヴォラットが食堂に顔を出したので、エリナは驚いた。

「ヴォラットさん、今日は勤務でしたよね?」

「うん、特別任務を任されたんだ。ついでにエリナの新作ハンバーグをお相伴に預かろうと思って……というか、それが特別報酬ってところかな」

 クールな黒豹がエリナにウインクをして言ったので、子猫は『さすがはモテモテの黒豹貴公子さん、なにをしても決まってるにゃん……キメる場所が違うけど』と、無駄にカッコいいヴォラットにため息をつく。
 彼のイケメンぶりは、舞踏会では光るかもしれないが、食事の準備をするおじさんやおばさん調理人しかいない食堂には不似合いすぎる。

「ええと、ハンバーグには余裕があるから大丈夫ですよ」

「それは良かった」

 ヴォラットはすでに席についている宰相に目配せしてから、ルディの隣に座った。

「忙しそうだから、俺が子猫ちゃんを青弓亭に送ることになったぞ」

「……すまんな。ミメットに、今夜は泊めてもらえるように頼んでくれ」

「了解だ」

「……もしかすると、しばらく屋敷に帰れないかもしれん」

「そうか。それもミメットに伝えておく」

 子猫の知らないところで、長期のお泊まりが決まっているようだ。
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