ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜4
「ふにゃあ、お、重いけどがんばるにゃ!」

 必死で支える子猫を、ミメットが助ける。

「そら、お嬢ちゃん、こっちにおいで」

 ミメットが女の子を抱き上げて、椅子に座らせた。さすがは冒険者、女の子のひとりなど軽々と持ち上げることができるのだ。

 エリナは細い腕を曲げて「さすがは姉さん! わたしも立派な料理人として、もっと鍛えなくっちゃ!」と力こぶを作ろうとした。
 全然できなかった。

 厨房に行ったエリナがコップに果実水を入れて渡すと、女の子はものすごい勢いで飲み干して「ふわぁ、美味しい……生き返りました」と息をついた。

「ありがとうございます。わたしの名はコレットと言います。マーレン国からスカイヴェン国に、大事なお使いでやって来ました」

 マーレン国からと聞いて、エリナとミメットは顔を見合わせた。

「ウィリオの国からなんて、かなり遠くからですよね」

「ああ、森エルフのマーレン国は、子どもがひとりでやって来るには遠すぎるよ」
< 166 / 234 >

この作品をシェア

pagetop