ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜4
「ユーっちだと⁉︎ それに、フーラアヌ様の名まで出るとは……」

 フィフィール国のかなりお年を召した守護妖精の名前が出たのでルディは緊張したのだが、コレットは違った。

「はい、可愛いからそう呼んで欲しいってユー様が言うんですけど、守護妖精様に向かってユーっちはないですよね! おまけに、フーラアヌ様まで面白がって『我もフーっちと呼んでたもれ』なんて事まで言い出すから、ユーディリシェイラミアムス様をなんとかしてくれって、フィフィール国からクレームが……って話じゃなくってですね!」

「ええと、コレット殿、フェア、頼むから落ち着いてくれ」

 ルディは両手でふたりを押しとどめながら言った。

「いろいろ話したい事があるのはわかったが、とりあえずは中に入って話そう。立ち話では終わるような事ではないのだろう?」

「もちろん終わりませんよ。さあ、ルディさん、早く行きましょう」

「そうですよ、フェンリルさん、急いで急いで」

 両手をそれぞれ、自分達のお喋りを棚に上げた美少女と愛らしい女の子に引かれて、たじたじとなったルディが王宮へと連れていかれる。

「……カルディフェン殿下ー、なんか大変そうですけど、楽しそうな状況ですのでがんばってくださいねー」

 馭者(敏腕諜報部員)はそうひとりごとを言うと、王宮の使用人に馬車を預け、諜報部長に報告すべく素早く姿を消した。
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