ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜4
「やっぱりあの子は空を飛ぶのか? おまけに、カルディフェンも飛ぶのか? 猫と狼は空を飛ぶ生き物ではないと思うのだが、妖精は違うのか?」

 さすがは国王、他の者が驚きのあまりなにも言えなくなっても、ちゃんと突っ込みを入れてくる。息子は父に向かって大きく頷いて「父上、心配は無用だ」と力強く言った。

「獣人の種族の妖精は身軽だから、比較的容易に空を飛べるようになれるとのことだ。俺はフェアに飛び方を教わってから、時間を見つけてはしっかりと練習した。人を乗せても安定して飛べるぞ。コレット嬢、それでいいな?」

 ルディが世界樹をのお使いであるコレットに尋ねると、コレットは嬉しそうに言った。

「もちろんです! それならあっという間にマーレン国に行くことができそうです。さすがは妖精さん、行動が速いですね。うちのユー様もフィフィール国のフー様も、思いつくとすぐに行動するから周りの者たちが振り回されて大変……あ、今のは無しで!」

 彼女は慌てて両手で口を押さえてから続けた。

「それではフェンリルさん、参りましょう」

「よし」

 ルディはフェンリルに姿を変えると、コレットに「乗れ」と声をかけた。そして、「お邪魔しましたー」と背中で手を振るコレットと共に窓から飛び出して、そのまま空中を走って去って行った。

「…………」

 残された者たちは無言でフェンリルを見送ってから、「とりあえず、我々の仕事に取りかかりましょう」という宰相の言葉でようやく動き出したのであった。

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