ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜4
 エリナとルディ、そしてコレットの三人は、いったんルディの屋敷にやって来た。エリナは自分の部屋に行くと、フェアリナの姿になって服を着替えた。妖精獣でないと妖精の粉を使うことができないのだ。

「今日はお着替えが忙しいにゃん」

 身体が大きくなると同時に服も大きくなってくれれば楽なのだが、妖精の力は魔法ではないので都合が良くいかないのだ。

 ちなみに、ルディもフェンリルの姿から人型になると服が必要なので、一式をバッグに詰めてある。

「お待たせしました。行きましょう」

「よし、出発だ」

 再びフェンリルの姿になったルディに吸い寄せられるようにコレットが抱きついた。

「ふわあああ、何度触っても素晴らしいっ! モッフモフでたまりません……あっ。失礼いたしました」

「いや、かまわん」

 他国の妖精、しかも第一王子をモフってしまったコレットは赤くなった。フェンリルの素晴らしくモフモフした毛並みは、ドリュアドも虜にしてしまうほど魅力的なのだ。

エリナは「戸締まりは大丈夫ですよね」と言いながら、自分達の身体に手のひらから出した妖精の粉をふりかけた。三人の周りで金色の光が楽しそうに踊っている。

 玄関の鍵をかけるとエリナもフェンリルにまたがった。

「ふわあああ、もう降りたくありません……」

 小さなドリュアドはモフモフの虜となり、すっかり埋もれてしまっていた。
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