ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜4
「うん、わたしも賛成だよ」

 ユーディリシェイラミアムスはそう言って、緑色に光る透き通った石をエリナに渡した。

「これは、世界樹の力を込めたエメラルドなんだ。エリナがそれを持っていてくれたら、わたしがあなたに向けてここから直接力を送れる。『黒き魔女の瞳』からスカイヴェン国を守る時に使っておくれ」

「ありがとうございます、とても力強いです!」

「ユーディリシェイラミアムス、我の真珠もエリナたんに渡してたもれ。子猫たんのために、我も力を届けようぞ。では、また会えるのを楽しみにしておるぞ」

 フーラアヌはそう言うと、真珠の中に姿を消した。

 ユーディリシェイラミアムスは木の根元から真珠を拾うと、子猫の手のひらに「はい、どうぞ」と乗せた。

「ありがとうございます。ふたつともとても綺麗です」

 緑と淡いピンクの光を放つ美しい珠に見とれていると、それらは光となってエリナの胸元にある妖精の環に吸い込まれた。

『エリナ! 力が増しましたね!』

 胸元で光るペンダントから声がした。

「その声はフォーチュナさんですか?」

『そうです、わたしですよ。クー・シーも一緒にいます』

 ユーディリシェイラミアムスとフーラアヌという力ある妖精達のおかげで、彗星の所で奮闘しているフォーチュナ達と繋がることができたようだ。

『もう時間がありません。わたし達にはこの彗星を止めることができないのです』

「わかりました。ルディさんと一緒にすぐにそちらに行きますね」

 ユーディリシェイラミアムスは「うん、仲間の方々に紹介してもらうのはまた別の機会にして、早く行っておいで」と微笑んだ。
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