ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜4
『このまま、ユーディリシェイラミアムス様とフーラアヌ様の力も借りて彗星の速度を落としても、この巨大な塊が王都の真ん中に落ちたらやっぱり壊滅状態になってしまう。王都に引き寄せられる力が大きいから、別の星や太陽に向けて進路を変えることもできない。これは八方塞がりってやつなのかにゃ……?』
スカイヴェン国の王家が責任を持って人々を避難させてくれるから、人的な被害はないとしても、失うものが大きすぎる。
「妖精の力をそのままぶつけても、固くて砕けないし……固い……ええと、固いってことはつまり、原子だか分子だかが強く結合している物質だからだね。ダイヤモンドみたいに結合……そう、ダイヤモンドも炭素ががっちり結合しているから世界一固いダイヤモンドなわけで、ちょっと形が変われば炭になるって先生が言ってたな。で、分子の結合は、目では見えない小さな原子が電子を共有していて……」
エリナは学校で習ったことを思い出して、ぶつぶつ呟いた。
「電子の共有結合を、妖精の力で緩めたら……大きな力で殴るのではなくて、ところどころでいいからそっと電子を押し出してしまえば……柔らかくなる?」
「エリナはなにを言っているのだ?」
物理化学を知らないので、フェンリルは首を傾げてフォーチュナ達を見た。
「エリナの世界で学習した世界の仕組みを、思い出しているみたいですよ」
「世界の仕組みとは、エリナは料理人であるだけでなく、学者でもあったのか?」
ルディはひとりごとを言いながら考えこむフェアリナ=エリナを見て、「なんとも奥が深い子猫だな」と感心した。
スカイヴェン国の王家が責任を持って人々を避難させてくれるから、人的な被害はないとしても、失うものが大きすぎる。
「妖精の力をそのままぶつけても、固くて砕けないし……固い……ええと、固いってことはつまり、原子だか分子だかが強く結合している物質だからだね。ダイヤモンドみたいに結合……そう、ダイヤモンドも炭素ががっちり結合しているから世界一固いダイヤモンドなわけで、ちょっと形が変われば炭になるって先生が言ってたな。で、分子の結合は、目では見えない小さな原子が電子を共有していて……」
エリナは学校で習ったことを思い出して、ぶつぶつ呟いた。
「電子の共有結合を、妖精の力で緩めたら……大きな力で殴るのではなくて、ところどころでいいからそっと電子を押し出してしまえば……柔らかくなる?」
「エリナはなにを言っているのだ?」
物理化学を知らないので、フェンリルは首を傾げてフォーチュナ達を見た。
「エリナの世界で学習した世界の仕組みを、思い出しているみたいですよ」
「世界の仕組みとは、エリナは料理人であるだけでなく、学者でもあったのか?」
ルディはひとりごとを言いながら考えこむフェアリナ=エリナを見て、「なんとも奥が深い子猫だな」と感心した。