ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜4
「うっわー、あっぶな! エリナのやることが大胆すぎて、さすがの僕もびっくりだよ」

 まだルディに乗ったままのクー・シーが、全身の毛を逆立ててぶるぶる震えた。

「……あの、えーと……もっとちゃんと理科を覚えておけば良かったですね、ごめんなさい」

 まだ呆然としているフォーチュナに抱えられながら、力を使い果たしてちっちゃな子猫の姿に戻ったエリナは、弱々しく「えへへ」と笑った。

「エリナったら……」

 フォーチュナはため息をつきながら、エリナを目の前に持ち上げた。子猫がぷらーんとぶら下がったので、運命の妖精は思わず頭に頬擦りをしてしまった。

「お耳柔らか……ではなくて。見事だったわ。地球の学問を応用してわたし達が手こずっていた『黒き魔女の瞳』を、一瞬で消し去ってしまうなんて。エリナじゃなかったらできなかったわね」

「綺麗に消すことができたのは、妖精の皆さんが力を貸してくれたからにゃん。わたしだけだったら、いくつかに割るくらいしかできなくて、王都に隕石を落としてしまった可能性が高いにゃ……本当に、そんなことにならなくて、良かった……ふにゃあ……」

 力尽きた子猫が、くたっと力を抜いてそのまま眠り込む。
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