ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜4
「エリナは大丈夫なのか?」

「ええ、疲れておねむになっただけよ」

 フォーチュナはエリナを横抱きにすると、「お風邪をひかないようにしましょうね」と金の光で身体を包んだ。

「ルディもお疲れ様。そうそう、自己紹介がまだでしたね。わたしの名はフォーチュナ、運命を司る妖精で、エリナをスカイヴェン国の守護妖精として送り込んだ……のは、クー・シーだったわね」

「そうなの、僕がこの国を選んだんだよ! だって、エリナはモフモフが大好きなんだもん」

 クー・シーはフェンリルの目の前に浮かんで『褒めて! 褒めて!』と言わんばかりに尻尾を振った。

「すでにルディがいたけれど、妖精としての自覚があまりなかったから、エリナが来て良かったよね!」

「そうだな。ありがとう、クー・シーくんのおかげで助かった。エリナがいなかったら、『黒き魔女の瞳』はスカイヴェンの真ん中に落ちて大変な被害が出ていただろう」

 フェンリルは前脚で子犬の頭をくりくりと撫でまわした。クー・シーは満足してクンクンと鳴いた。

「エリナが待つ幸運が成した結果かしらね。ルディ、薄々気づいてはいるだろうけど、この子はここに来る前はとても孤独で辛い生活をしていたの。でも、そんな中でも魂の輝きを失わずに、優しく温かな気持ちを持って育ったわ。まだ深い心の傷があるから、それをあなた方で癒してあげて欲しいの」
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