ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜4
 フェンリルの姿でルディの屋敷に着くと、王家の諜報部員が静かに近づいてきて「主より、脅威が消失した事を確認したとの伝言があります」と告げて、すぐに雑踏に消えた。

 ルディは屋敷の中に入り、ソファの上にそっとエリナをおろすといつもの狼隊長の姿になって服を着た。

「もう夕刻になるが……エリナはおなかは空いてないかな?」

「ん……おなか……」

 きゅるるるる、と可愛らしい音がして、子猫の目が覚めた。
 さすがは食いしん坊子猫である。

「あれ? うちに帰ってる?」

「そうだ。よく寝ていたな」

「はい」

 子猫はうにゃーん、と伸びをしてから「そういえば、彗星はどうなりました?」とルディに尋ねた。

「エリナが見事に消してくれたから、もう心配はいらないぞ。王都はいつも通りだ」

「そうそうですか。良かったです」

 子猫が笑うと、またきゅるるると音がした。

「というわけで、これから屋台にでも行って、腹ごしらえをしようと思う。それから朝までぐっすりと眠るんだ」

「はい! 屋台のごはん、楽しみです。っと、その前に着替えなくっちゃ」

 エリナはぶかぶかのワンピースを見て言った。
 
< 233 / 234 >

この作品をシェア

pagetop