ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜4
「実はな、ヴォラット……俺は空を飛べるようになったので、この能力がどのようなものかをいろいろ試してみたんだ。その結果、フェンリルの姿になると一番力が引き出されるようなんだ」

「なるほど……となるとやはり、お前が妖精獣であることと関係すると思われるな。そして、同じく空を飛べるという白猫のお嬢さんも、妖精獣に関わる人物なのだろう」

「ああ、そういえば、あの時一緒にいた白い子犬も飛べるぞ」

「子犬も飛ぶのかよ!」

「ああ、飛ぶ。上手いもんだぞ」

 黒豹は「お前ら、簡単に飛びすぎだ。もう少し常識を考えろ」と文句を言った、

「で、どれくらいまで飛べたんだ? 王都の時計台くらいまで行けるとか?」

「それが、フェンリルになるととても身軽で、天高く駆け上ることができて……気がついたら、俺は雲の上を走っていた」

「なっ!?」

 黒豹は普段のクールさを投げ捨てて「はあっ、雲? 雲の上まで行ったのかよ! なんでいきなりそんなことをするんだよ! あぶねーだろうが! 落ちたらどうするんだよ!」と叫んだ。

「時計台くらいなら落ちても無事に済むだろうけど」と言うヴォラットもかなり非常識なのだが。

「でも、もっと上まで行けそうだったが、そこでやめたんだぞ」

 ヴォラットに叱られてしまったルディは不満げに言った。
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