ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜4
「シ、シオニンニクテンシンチャーハン、だと?」

「はい、定食用に、ボリューム感のあるチャーハンにしてみたんですよ」

 ルディは、とても良い香りのするごはんの上に黄色く輝くトロトロ玉子が乗り、そこに艶やかな甘酢あんのかかった塩ニンニク天津チャーハンを見て「これはなんて美味しそうなんだ! こんな食べ物は見たことがない!」と叫んだ。
 ついでに「なるほど、エリナが夢に見て涎を垂らすわけがわかったぞ!」と余計なことまで言ってしまい、子猫に「ふしゃーっ! 涎なんて垂らしてないにゃん! たぶん! きっと!」と威嚇されてしまったのだが、ぷんぷんの子猫はそのあまりの可愛さにルディとミメットを身悶えさせただけであった。

「すまん、エリナ。淑女のエリナは涎を垂らしたりしないぞ、うん」

 チャーハンの入ったお皿をつつつーっと遠くにひっぱるエリナに、狼隊長は耳をぺたんと寝かしながら謝罪した。

「俺のような狼は垂らすかもしれん。こんなに美味しそうな……チャーハンを前にしたら……狼でなくても涎を垂らす」

「そうだね、淑女の猫以外はね!」

 ミメットがおかしそうにくすくす笑いながら言って「許してやりなよ、エリナ」と目配せしたので、子猫は「謝罪を受け入れます」と皿を元の場所に戻した。
 狼の尻尾が激しく左右に振られた。
 
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