ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜4
 それから三日が経ち、ルールーのスカイヴェン国王都での仕事もひと段落ついた。
 幼い頃から真珠貝商店で働いている人魚のルールーは、決してこの国に遊びにやってきたわけではないのだ。彼女が王妃に頼まれた海鮮を王宮に納め、帰りの馬車をいっぱいにする商品を買い付けると、いよいよエリナと一緒に豆腐作りに挑戦である。

 ちょうど良く青弓亭の定休日になったので、豆腐屋に立候補したガットンに連絡を取り、豆腐の試作をすることになった。

 参加するのはエリナとミメット、ガットン、ルールーにイーシー、そしてうさぎのジャンである。王家が豆腐作りの後ろ盾となる(この話を聞いたガットン青年は「若輩者の自分にとって、なんとも恐れ多いことでございます、どどどうしよう」と巨体をぶるぶる震わせた)ので、ジャンはその代理人として……というか、諜報部長に「なんでもいいからエリナちゃんの役に立ってこい!」と送り出されてこの場に来ているのだ。

 もちろん、味見隊長であるルディも今日の用事を済ませた後に参加する予定だ。

「エリナの料理はみんな珍しくて美味しいけど、この豆腐というものは説明を聞いてもまったく想像がつかないわ」

 ルールーは嬉しそうに目を細めて、あれこれと楽しげに準備を進めるエリナを見た。
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