甘やかしてあげたい、傷ついたきみを。 〜真実の恋は強引で優しいハイスペックな彼との一夜の過ちからはじまった〜
 もう、そんなことされたら、顔が真っ赤になっちゃう。
 ……もちろん、嬉しいけど。
 
「はいはい。ごっつあんです」

「いいなあ、奈月さん。めちゃめちゃ愛されてて」
 亜衣ちゃんが孝之を横目でにらむ。

「孝之、お前もちゃんと亜衣ちゃんに気持ちを伝えないとだめだぞ」
「ちゃんと伝えてますよ。人前では言わないだけで」
「そうだったかなぁ」

 まあ、長年連れ添った夫婦みたいなやり取りをしてる、このふたりもとっても仲がいいので、心配は無用だけど。
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